突然ですが、皆さんのクローゼットの中の洋服で、一番古いものってどれかわかりますか?私自身ははっきりと、この一着!とあげられません。しかし、10年以上前に買った服が、何着もあります。衣替えの時期に、クリーニングに出すものと、しばらく着ていないものをどうしようかと悩みませんか? そもそも「服の寿命って何年?」と思い、検索してみました。サイトによって様々でしたが、普段着なら3~5年が一般的でした。もちろん、着る頻度やアイテムにもよりますよね。「えーたった3年!」って思いませんか?これってなんだかとってももったいないですし、不経済だな〜と思いませんか?例えば、3万円のジャケットを買ったとすると、1年1万円という計算になります。そう思うと、洋服って慎重に買わないといけないって思います。80年前以上に作られたヴィンテージジーンズのリーバイス501が770万円の価値があるというのをテレビで見ました。値段に関係なく、衝動買いなんて、もってのほかですね。
何年も前から、「断捨離」や「ミニマリスト」という言葉をよく聞きますよね。本や雑誌、SNSでも「洋服は〇〇着あればいい」とか「〇〇着で着回し、コーデ」など、提案するタイトルがおどっています。本当におしゃれな人は、気に入ったものは2着買って、長く着るというのを聞いたことがあります。洋服も出会いの一つ、同じものがその時でないと手に入らないこともあります。同じブランドの定番商品でも、サイズ、色にも限りがあります。だからこそ、洋服も人との出会いのように、長く大切にしたいですね。
今日は、ご紹介したい本があります。「10年着るための衣類ケアブック」〜おしゃれと手入れの楽しみかた〜
衣類の保管、洗濯、アイロンがけ、繕い方、リフォーム、取り扱いえ表示など・・・。写真やイラストなどをわかりやすく書かれています。洋服を長く着るための方法がたくさん紹介されていて、とても参考になります。私も、お客様が「着なくなった服を何とかして着たい!」というお声に、少しでもお役に立てるように、お直しのご提案が出来ればと思っています。
まだまだ暑い日が続いているので、夏物を見直すのは10月以降になりそうですね。最近は、秋と春が短く感じます。日本のように四季がはっきりしている国は少なく、衣替えの文化も独特のようです。皆さんもクローゼットの中を見直す機会に、ご自分のお持ちの「洋服の寿命」を考えてみませんか?