ダウンコートのお直し <裏地取り替え編>

ダウンコート前日毎に寒くなってきましたね。まだ、日中は20度を超えると気持ちいいですが、夕方となるとさすがに上着が必要です。薄手のダウンを着ている人をちらほら見かけます。今回は、ダウンコートのお直しで、裏地の取り替えをご紹介します。

ダウンコート前裏これは、裏返してボディに着せたものです。通常、コートにはキュプラのツルツル裏地が使われていることが多いです。しかし、これは特殊な生地が使われています。「シルバーのメッシュ加工で、保温力が凄いんですよ」と、10年以上前に購入した時、店員さんが言っていました。

劣化

劣化 袖

しかし、さすがに10年以上経つと劣化してきます。着ると、ポロポロとシルバーの粉が下に着ている服に付着してしまうほどに・・・

左肩特に左肩の裏は、激しいダメージが見られます。おそらく、ショルダーバッグを左肩にかけることが多いので、摩擦が原因だと思います。裏地って表生地よりダメージを受けやすいことがあります。

衿ぐりあと衿ぐりもダメージがかなりあります。シャツやジャケットも同様に内側の衿ぐりって擦れて、傷みやすいです。ガウン

そこで、なかなか着る機会がなかった、頂き物のガウンを裏地として使うことにしました。キルティング生地なので暖かく、ピンクのペーズリー柄も素敵かなっと、思い切って採用!

ガウン後ろ結構、丈はあるものの、身頃と袖全てに使えるかな〜と少し心配でした。まずは、ダウンの裏地を全てほどいてみました。

前

心配していたように、袖はガウンの方が細くて短かったので、使うことができませんでした。でも前と後ろ身頃には十分使えたのでOK!

後ろ後ろ中心にはしっかり多めのきせを入れました。袖裏は黒のサテンを使いました。そして、ほどいたオリジナルの裏地より、少し大きめに裁断し、ゆとりを加えました。ブランドネームも縫い付けて完成です。

ハンガーにかけたとき、ちらっと、このペーズリー柄の裏地が見えると思います。これから益々寒くなっていくと思うので、このダウンを着るのが楽しみです。表から見ると全然傷んでいないように見えても、裏地がとっても傷んでいることがあります。皆さんも、冬のジャケット、コートの裏地をチェックしてみて下さい。

 

 

 

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