ワンピースにスリットを入れる

もうすぐ10月、夏の半袖ワンピースもそろそろ、しまう時期です。ボーダーTシャツやボーダーワンピースは、夏によく着るアイテムですよね。ワンピースのお直しで、よくある「スリット入れ」をご紹介します。「スリット開け」とも言います。

ボーダーワンピース

Tシャツ生地のボーダーワンピース、少しだけ裾広がりのデザインです。立っている分には問題ないのですが、階段を上る下りる時や、少し大股で歩く時に気になる、蹴回し(けまわし、スカートの裾周りの距離のこと)。そこで、足さばきが良くなるようにします。両脇の裾から、約20cm上までスリットを開けます。

タイトなものは、思いっきり長くスリットを開ける場合もありますが、歩いた時のことはもちろんですが、椅子に座った時の事も考えないといけません。スリットを開けすぎて、常に手を置いて足が見えすぎるのを気にしたり、後スカートが床についてしまうことがあります。

スリット20cm今回は写真のように、ちょうどボーダーのブルーの上をスリット止まりにします。

ロックミシンをほどく裏の脇は、ロックミシンがかかっているので、スリット止まりより5cmくらい上までほどきます。

ロックミシン ほどいた後そして、縫い代が分かれたので、それぞれ別々に縫い代が伸びないように、アイロン接着の伸び止めテープを裏側に貼ります。カットソーのような生地は、裁ち切りの縫い代がくるっと丸まりやすいので、必ず伸び止めテープを貼りましょう。

接着テープはり分かれた縫い代それぞれ、ロックミシンをかけます。

ロックミシン次に、スリット止まりまでしっかり返縫いをします。

返し縫いスリットの両側を裏側から、5mmのステッチをかけます。

ステッチスリット止まりは返縫いをしたほうが、丈夫になります。

表スリットの両側に5mm幅のステッチがかかった状態です。

完成これで完成です。スリットが入るだけで、だいぶ大股で歩きやすくなります。機能性だけでなく、スリットはデザインとして取り入れる場合もあります。シャツの裾や、パンツの裾にも取り入れてみてはどうでしょう。

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