50の手習い*テディベア作り

初めて洋服を作ったのは、40年以上前!大人になって、ずっと洋服に携わる仕事をしてきました。パターン、縫製、今は洋服のお直しがメインです。

しかし、ここにきて「50の手習い」と題して、テディベア作りを始めました。理由はいくつかあります。

その1:洋服以外にも、技術を身につけたい。

でも、全く別世界だと不安なので、縫えるもの。人にも教えられる何かを身につけたいという気持ちがありました。

その2:以前暮らしたイギリスで、影響を受けてのこと。

田舎の街でも必ず、ぬいぐるみショップがありました。老若男女自分用、プレゼント用と買う人が多かったです。皆、枕元に幾つかのぬいぐるみを置いていました。

その3:可愛い、ぬいぐるみがやたらと目につくようになった。

ここ何年か前から、可愛い、面白いぬいぐるみに自然と興味がわくようになりました。ふかふかのぬいぐるみ、生地を継ぎ合わせたぬいぐるみなど、雑誌、ネット、街中で・・・いくつか気に入ったものを買い始めました。

そんな理由から、ぬいぐるみといえば、テディベアだ!と頭に浮かびました。そして、「テディベア、学校」と検索しました。早速、体験教室の参加者を募集しているとの情報を得て、即座に申し込みをしました。

体験レッスンその時に作ったのがこの子、ビリーです。全長22cmで半分縫われていたキットを使い、なんとか完成しました。約2時間の体験教室で、あとからリボンを首に巻き付けました。

テディベア作りを体験して、洋服作りと大きく違うのは、なんといっても綿つめで、立体的に形作られる点です。目の位置で表情が変わったり、手・足・頭が”ジョイント”というパーツで動くことなど、興味深い手法が盛りだくさんでした。

この体験教室から約半年後、テディベア作りの基礎を学ぶために、月2回、半年通う、初級コースに入学しました。

用具テディベア作りには、様々な用具が必要です。洋裁用具の中でも、ぬいぐるみに特化したものもいくつか・・・。型紙もなんだか小ちゃくて、曲線ばっかりです。いろんなテディベアを見ているとワクワク感が増してきます。自分も早く一から作れるようになりたいという願望が沸々・・・

キットこちらが、初回のテディベアキット。各パーツはすでに縫われています。裏返しで、ミシン縫いされています。右上袋の中のものが、プラスティックジョイント。

まずは、頭部を表に返して綿入れからです。綿の詰め方にもちょっとしたコツがあります。硬さは自由ですが、見本はびっくりするくらいパンパンに綿が詰められていて、カッチカチ!私は、少し柔らかさがあるくらいがいいな〜と思い調節しました。

難しい鼻鼻は黒い刺繍糸で楕円を作ります。まず、横方向に糸を刺して、次に縦方向。これ、結構難しい作業です。ペンで描いた目安の線を刺していくのですが、生地がモフモフで刺し位置が、とっても分かりづらいです。思ったより小さい鼻になり、しかも左右対称に見えないのです。

お教室で刺した鼻に納得いかず、家に帰ってから、思い切ってやり直しすることにしました。

顔完璧とは程遠いですが、一応これで目・鼻・口が完成です。鼻の下の棒線は無くして、あえてへの字のみにしました。

次回のお教室では、手・足・胴体のジョイントからです。また、進行状況をおってご紹介したいと思います。

 

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