9月も下旬になり、やっと気温が30度を下まわり、秋の風を感じますね。ずっと、真夏対応の服でしたが、そろそろ秋服の準備をする必要があります。こちらのワンピース、秋らしい色あいのフラワープリントです。気になる点を大胆にリメイクしたものを、ご紹介します。
①ワンピースをトップスとスカートにする。
→セットアップとしてコーディネートを楽しむ。
②詰まった感じの丸衿でスリットあきを変えたい!
→Vネックにして衿ぐりを深くする。
③落ちた感じの袖山と膨らんだパフスリーブをスッキリさせたい!
→肩幅を少し、狭くして、袖山のギャザーもなくす。
では早速、①のリメイク
ハイウエストの切り替えなので、ペプラム風のトップスとして着られるように、切り替えから下を12cm位残して裾始末をします。裏地はついていないワンピースだったので、裾は三つ折りステッチをかけます。
スカートのウエストは一周ゴム入り。ファスナーは必要ありません。リボンを3.5cm幅のウエストベルト布にします。あとで伸びたゴムを交換できるように、内側にあき口を作っておきます。だいぶウエストにギャザーが入った感じです。
②のリメイク
次に丸衿のスリット部分をVネックに変えます。
スリットの一番下まで深いVネックにしました。パイピングは後衿ぐりは、オリジナルのものです。前はVネックにしたので、ウエストリボンをカットしてパイピング布を足しました。ネックレスが引き立ちそうなVネックになった感じです。
Vネックの一番深いポイントは、裏からつまみ縫いをします。
③のリメイク
袖山にギャザーがあると、袖山がぷくっと盛り上がるのが気になったので、ギャザー寄せのミシンをほどきます。
これですっきり!袖山のギャザーをほどいたので、袖ぐり寸法を見頃に合わせなければいけません。袖下で調整して合わせます。肩幅も1cmカットして狭くしました。これで袖山のふくらみがなくなり、すっきりフラットになりました。
このリメイクで、上下別々に着られるようになりました。でもプリント生地のせいか、ワンピースのようにも見えます。
皆さんも、「ワンピースだとなかなか着る機会がないな〜」と思うようなものをお持ちでしたら、ウエストで上下別々にして、それぞれリメイクしてみてはどうでしょうか?
ワンピースは、後ファスナーあきの仕様が多いので、トップ、スカート別々に、着脱可能の仕様を考慮しなければいけません。もちろんデザイン、寸法など条件によってリメイクの方法を決めましょう。ワンピースをリメイクすることにより、コーディネートの仕方が広がるかもしれませんね。