今日は、シャツのお直しをご紹介します。このシャツは一見、普通のメンズシャツに見えます。しかし、この時期にもってこいの暖かアイテムです。実は裏地がキルティングなのです。
しかし、着ているうちに問題が発覚！
その問題が、コレです！裏地のキルティングが見えてしまっています。
このシャツは、アウター感覚で着られてとてもいいのですが、このぺろっとめくれた裾は、とっても気になります。原因は、表生地より裏地のキルティングが長く、重い為に出てしまったからです。では、早速後ろの裾をほどいてお直しします。
写真のように、後裾の三つ折りステッチをほどくとこんな感じです。幸い、前裾は大丈夫なので、脇から後裾のみで良さそうです。
平にして表地と裏地を比べてみると、約３cmくらい裏地のキルティングが長いことがわかりました。脇で自然と繋がるように、裏地をカットします。
短くカットしたキルティングの裏地を、表地の三つ折りに入れ込み、まち針をします。シャツの裾はカーブしているので、少しいせ込んだ状態で伸ばさないように縫います。この状態で、一度実際に着るか、ボディに着せて確認するのがベストです。
通常、シャツの裾は３〜５mmくらいの三つ折りステッチが多いのですが、このシャツは１cmのステッチでした。やはり、キルティングの裏地が付いている為ですね。こんな感じで、裏地がめくれてこなくなりました。
生地にもよりますが、洗濯をすると、表生地が縮んでしまうことがあるので、お直しは、洗濯をしてから確認をした方がいいかもしれません。
このシャツのように、冬物の暖かアイテムが多く店頭に並んでいます。パンツの裏や、コート、ジャケットにもキルティングやボア、フリースなどの裏地が付いているのを見かけます。裏地がだれて表から見えたり、逆につれていたりする場合があります。そんな時な、しっかりお直しをして、快適に暖かアイテムを着こなしましょう！
